先日、とても久しぶりに食器を買いました。
もともと器に凝りたい性分なのですが、「置き場所に困る」という理由で遠のいていました。今回、銘々皿と片口を迎えて、「やっぱりいいな~」と思いました。
「好きなものを好き」「良いと思うものを良い」と素直に感じる、この感覚。
惹かれる感覚にあれやこれやと最もらしい理由をつけては振り切っていく。
私たち、本当によくやりますよね。最早ライフスタイルかと思うぐらい染みついてしまっていますね。
でも、これはやっぱり「当たり前」ではないと思うのです。
前にも「心は自由」と言いました。思うのは自由ですよね。
私たちは「結果」に縛られ過ぎているように感じます。
生きていると結果を求められることが多いのは確かですが、「良い」という感覚や「好き」という気持ちを存分に味わうことと結果は、また別物だと思うのです。
エネルギーの視点で考えると、結果とは、あるエネルギーの集積が一つの形を取ったものと言えます。
ここでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、結果の前には「あるエネルギーの集積」が必要なのです。私たちが感じる「好き」や「良い」は、結果を創り出す前のエネルギーに成り得るものです。
私たちの多くは「どうせ叶わない」「手に入らない」という「結果予測」に強くフォーカスすることでそれが生み出すエネルギーに勢いを持たせてしまいます。
そして、「叶わない」「手に入らない」という結果を創り出しては「ほらね」と自分を納得させる、あまり嬉しくない循環に陥っています。
自分が送り出したものを直ぐに体験する新時代。「結果」から少し距離を置いて、自分の素直な気持ちを大切に味わうことに重きを置いていきたいですね。