今日は久々に太陽の明るい陽射しが見えて、気分的に何だかほっとしています。
マリアージュでは、クライアント様をお迎えする前や日々の空間メンテナンスに香を焚きます。
浄化にホワイトセージを、保護にイエルバサンタを、招福とガイドへのおもてなしにパロサントを。あと、時々趣を変えたくて私の好みの線香を。
私にとって香りは、日常生活に欠かせない大切な要素です。
香りは楽しむ、効能を期待する、空間の保護と浄化をするという以外にも、地球と共に生きている実感をもたらしてくれます。
私が扱う香は基本的に天然素材です。だいたい葉っぱそのまま。木そのまま。
最近、特に「そのまま」が好きです。
入浴剤に時々よもぎを煮出して入れているんですが、これも乾燥したよもぎだけ。
出汁パックみたいな袋によもぎだけが入っている。「余計なものは要らない」っていう気持ちが年々強くなっていきます。お化粧しないとか物を持たないとか、そういうのでは一切ないのですけれどね。
何て言うんでしょう。地球が育ててくれたそのままがいい、みたいな感覚でしょうか。
まあ、線香はなかなか「そのまま」とはいかないですけれど、できるだけ合成香料が使われていないものを選んでいます。
合成香料では空間の浄化と保護、精霊を招き入れることはできませんのでね。マリアージュでは使いませんよ。線香であっても天然素材。
香りがスピリチュアルな恩恵をもたらしてくれる時、それは地球のエネルギーがそこにあるからです。
個人的な楽しみの範囲だと何でもいいですね。自分がいいと思えばいい。
でも、そこにある種の神聖さを望むなら、地球と共に在ることがとても大切です。
天然素材の香は、香りが広がる場をしっかりと地球に留め、地球と共鳴した「抱える器」を創り出します。
何を抱えるかは、それぞれですよね。
時に日常生活を、辛い感情を、不快な匂いを、聖域を。
マリアージュで言えば、顕現し、護り、変容していく全てを。場を、心を、体を、ガイドのエネルギーを、体験を。
そこに存在し関わる全てを抱えるための器。その一端を香りを通して地球と共同創造しているのです。
ちょっと壮大なお話になりましたが、でも、これぐらいのことを香りを通してやれるんだな、と思うと、また一味違う楽しみを感じませんか?
私のガイドたちが再三「地球と共に生きている実感を持って、それを行動に移してください」と話していたかと思います。
今もこれは変わりません。むしろ、更に強く勧められています。
地球と生きている実感やそれを表現する行動って、別に大そうなことでなくてもいいと思うのです。
植林とかできるならそれもいいですけれど、鉢植え買ってきて大切にしたり、その辺の草花を飾ってみたりとかの方が始めやすいでしょう?
始めやすい、続きやすいのがいいと思います。香りは始めやすくて続きやすいと思うのですけれど、どうでしょう。
私は、人と地球が「日常の場で」接点を持っていくことが益々重要になってくると感じています。
自分たちの社会や政治、生活をどうしていきたいのかを考える時、自分たちが地球と共に生きる存在だという視点はとても力強いアンカーの役割をしてくれるのではないかと思っています。
香りを取り入れることで、地球と共鳴する機会を自分だけでなく家族や場にももたらすことができるというのは、なかなか有難い話ではないかな、と思うのです。