金木犀の香りが辺り一面に漂い始めた京都・マリアージュ周辺です。
金木犀の香りは、幸せの香り。
日中とても暑いんですけれど、風に乗って家中に広がる金木犀の香りを楽しみたいので、エアコンは付けずに窓は開けたまま。
我が家の犬はちょっと迷惑そうですね。毛皮を着ているので、私よりももっと暑いからね。
さて、前回のヒーリングの補足みたいな感じになるのですが、ヒーリングのご案内の時にガイドたちが「今までとこれからを明確に分けるような心境を何らかの形で体験する」と話していましたね。それについて少し思う所があるのでお話したいと思います。
「明確に分ける」と聞くと、キッパリパッキリ、あるものとあるものが分離するような雰囲気を想像しませんでしょうか?
でも、今回はそういう雰囲気ではないのです。
難しいけれど、喩えるなら辞めるかどうしようか、ずっとずっと悩んでいた仕事を辞めると決める時の心境。
上手くいってないことに気づいていながら、ずるずると別れずにいたパートナーとの別れを決める時の心境。こういう感じかな、と思います。
ずっとずっと続いていた「何か」があってそれは今もまだあるんだけれど、ある日ある時「もういいや」ってなる。
張りつめ続けていた糸がプツンと切れるような感じと言いましょうか。
だから、今までを切り捨てたり突き放したりする雰囲気ではないのですよ。
ふっと解放する。今までを。自分を。そんな感じ。
「これから」は「今まで」の積み重ねで創られるんですよね。
なので、今までを完全に「無いもの」「不要なもの」として扱うことはできないし、それには意味がないんですよね。
ただ、自分の心がもうそこにはない。離れてしまっている。そして、これは非常に「明確な」感覚として感じられるのです。
「今まで」を遣り切って生き切って、その上で「もういい。次!」って思う。
諦めとは呼ぶのは相応しくない、静かな、ある種の明晰な「理解」。
これがガイドたちの言う「今までとこれからを明確に分けるような心境」だと思います。
どういう体験の中でこの心境に至るのかは分かりませんが、結構自分の根源に近い所で起きるのではないかな、と感じています。
ちなみに、私は実家との関わりの中で体験しましたね。今回のメッセージを聞く前でしたけれども。「ああ、あれだな」とすぐに思い浮かぶものがありました。
でも、こういった体験は恐らく一回したら終わり・・・ではないのだろうと思います。
しばらくは、自分の深い所に関わる部分で「もういいわ。次!」を体験するのではないでしょうか。
何でしょう。ある意味で終い支度ですね。
でも、「もういいわ」の後は、不思議な冷静さと解放感があって自分が楽になります。
私たちは、もう「楽」に生きていいように思います。
なかなか難しいのですけれど、親世代の古い時代を精一杯生きて来た先達たちにも伝わればいいのにな、と思います。
26日のヒーリングのガイドメッセージを以下に載せておきますので、必要な方はご参照ください。