Healing Space Maria-juの架け橋ブログ

Healing Space Maria-juが贈るチャネリングメッセージとスピリチュアルライフの実践ブログです。

ラ コリーナ近江八幡で「家族」を思う

先日、滋賀県にあるラ コリーナ(La Collina)近江八幡に行ってきました。

しかも、姉と。二人で。

姉妹でお出かけなんて特段珍しいことでも何でもないと思うんですが、私にとっては違うのです。姉と二人で出かけたことなんて、数えるぐらいしかない。片手分もいかないぐらい。

私と姉は仲が悪いのではありません。むしろ良い方かもしれない。

でも、私にとって姉は実家の家族の中では相当「合わない」人でした。

思考や好み、性格や生活習慣など、何から何まで掠りもしないぐらい合わなくて、お互いに共感できるものがほとんどない感じで。それにいつも殺気立ってて家族に当たり散らすのが常な人でしたから、自ずと距離ができるのです。

昔から姉には「姉妹なのに何で一緒に出かけないのか?他の家は姉妹で買い物に行ったり遊びに行ったりしているのに!」と文句を言われていました。

ただ、私にはその発想が理解できなくて、「何でこんなに何一つ合わないのに一緒に出かけようと思うのか?」と不思議で仕方ありませんでした。

 

そんな私も年を重ね、姉も年を重ね、特に最近は姉も色々と想うことがあるようで大分雰囲気が変わり、ラコリーナに誘われた時に本当に珍しく「行ってみてもいいかな」と思ったんですよね。

それで一緒にお出かけです。大雨の予報の中お出かけ。ちょっと滅入りそうになったw

でも、結論から言うと、「行ってよかったな」と思いました。

コリーナで過ごしたのはほんの数時間でしたが、今まで感じていた違和感や距離感がふわっと和らぐような時間になりました。

 

私は今、実家で暮らした期間より実家から離れて暮らした期間の方が長いですから、正直血の繋がった家族とは言えど、知らないことの方が多いです。

でも、お互いにどんな時間を過ごしてきたのかよく知らなくても、体験を共有する中で「今」の相手を知ることができます。

コリーナの敷地はそんなに広くないんですが、私も姉も地図が読めないので迷う、迷う。隣の建物に行くだけでどれだけウロウロしたか・・・。

でも、私と姉の共通点を再認識しました。あと、方向感覚が物凄く良い旦那さんの有難さとw

色々話をしながら「ああ、それ分かるな」と思うことがあり、「やっぱり違うな」と思うことがあり。

その時にふっと気づいたことですが、姉はお話が上手になっていました。特に自分の気持ちを伝えようとする努力がこちらによく伝わってきました。

「ああ、この人はとんでもなく不器用な人だったんだな」と思いました。

不器用さゆえに強がって、傷ついて、傷つけて。

それでも、日々色んなことがあって、一生懸命生きてるんだなと思いました。

私は、真剣さが内にあるからこそ人は変われるのだと知っています。

姉はとても変わっていました。真剣に何かに向き合ってきたのでしょう。

恐らく、私も何か変わっていたのではないかと思います。私も日々、一生懸命生きています。

お互い変わって、だからこそ創れる新たな関係性があって。

確かに姉は「合わない人」ではありますが、「理解できない」という壁が薄らいでくると心の距離って変わって来るんですよね。

 

家族だから分かり合える訳ではない。家族だから支え合わなければいけないということもない。家族なら何をしても、何を言ってもいい訳ではない。

家族関係って人間関係ですよね。結局は一個人が寄り集まったものに過ぎない。

でも、スピリチュアルの観点から言うと、お互いにとって非常に大切な「縁」が絡み合って血縁という形を取っていますから、そこに何かしらの目的や学びがある訳です。

どこかで突き放しても、またどこかで歩み寄る。

そうやってお互いが成長しながら、とある時間の中で関わり合うのが「家族」なのかなあ、と思いました。

 

以下、写真です。

↑はオムライスです。これは好みじゃなかった。「普通」でいい。「普通」で。

これはとても美味しかった!小豆をかけながら食べます。

稲穂が垂れ下がってきてますね。秋だ。

ピザとクラフトビール。お昼ご飯、オムライスじゃなくてこれでよかった。。。

食べてる最中にバケツをひっくり返したような雨が降りました。

信じられないような大雨を眺めながら、飛び散る雨粒に濡れながら、ゆったりとビールを飲む(そうするしかない)貴重な体験ができました。

隣で姉が「これも経験!」と言っているのを横目で見ながら「以前ならきっと凄く不機嫌になって怒り倒すか、自分の不運を嘆き倒すかだったな。変わったなあ」と思いました。