珍しくガイドたちが昔語りをしてくれました。
今日はガイドたちが話してくれた、かつて存在したとある文明のお話を皆様にシェアさせて頂こうと思います。
地球上に存在した文明は、私たちが教科書で習ったエジプト文明、メソポタミア文明、黄河文明等々や、レムリア文明、アトランティス文明だけではありません。
規模も大小様々で、文明のカラーも様々で、世界各地に存在していました。
さて、ガイドたちが「氷の王国」と呼ぶ文明のお話です。
そこはアトランティスの崩壊後に誕生し、アトランティスの技術やエネルギーを色濃く継いだ文明でした。
「音」を利用する技術に大変優れ、音の周波数を操作することで、天候、植物の成長、地殻変動、人や動物の精神や体の状態を操りました。
そして、音を最大限効果的に利用するための演出に造詣が深く、建築・造園などの空間演出に非常に長けていました。
また、鉱物資源にも恵まれており、音とクリスタルの相互作用を狙ったアクセサリーの製造技術も目を見張るものがありました。
大変優れた芸術性を開花させた文明であったようです。そして、非常に閉鎖的な文明でもありました。
氷の王国は王が一人いて、アトランティス以後に登場した最も強大な中央集権国家だったそうです。その呼び名通り、氷に囲まれた大国でした。
レムリアも王はいましたが、政治は様々な立場の人が参加し、合議制が基本になっていました。アトランティスも合議制が基本で、各分野に特化した複数の王が政治を執り行っていました。
氷の王国にも各分野の担当部署がありましたが、絶対的な決定権が王にはありました。
王は自らの威信と人心への影響力を高めるために設計されたアクセサリーを身に着けていました。
権力や能力がある者が力を持つ支配的社会で、恐怖と格差による支配政治が敷かれました。
女性は権力と能力のある男性の所有物のように扱われました。
力のある男性が数多の女性を囲い、子供を設けました。
「一般的な」男性は妻帯を禁じられ、娼館に通うことだけが許されました。
女性には「人」としての権利を認めていませんでした。
権力と能力のある男性の子どもを設けることで優秀な遺伝子を残し、国を栄えさせようと考えた文明でした。
氷の王国は、音を用いて高次元存在との交流がありました。
しかし、氷の王国は高次元存在に自分たちへの隷属を望み、対等な協調関係を求める高次元存在たちを拒絶して交流を閉じました。
氷の王国は更なる権力を求める者の反乱が多く、紛争が絶えませんでした。
それだけではなく、虐げられている者たちの憤懣の暴発も常に起きていて、最終的にはそこに生きる者たちが自らを滅ぼし合いました。
非常に優れた音の技術と芸術性を湛えた文明は、僅か数百年という短命に終わったのです。
以上、今は滅んだ、とある文明のお話でした。
でも、何か今の私たちの世界でも身に覚えのあるエッセンスがありますね。
記憶は、良くも悪くも脈々と受け継がれていくものなのですね。