私は花が好きです。
子どもの頃から庭や道端で咲いている花を見つけては摘んで飾っていました。
たくさん花の名前を憶えていて、小学校中学年の時には学校の先生から「花博士」と呼ばれました。
今年の春は、我が家の花壇にたくさんの花が咲いています。
毎日花壇を眺めるのが楽しみです。もちろん、その花を摘んで家に飾るのも楽しいです。
春は確かに変化の季節ですが、変わりたい気持ちを抱えながら「変わらない」選択をした方も沢山いらっしゃるだろうと思うのです。
少し前に「好きなことが分からない」と話す方がいらっしゃって、「好きなことができる人が羨ましい」とのことでした。
でも、私からはこの方も沢山「好き」をお持ちのように見えました。
綺麗な小物、可愛いインテリア、話題のお菓子、お洒落な髪型、西洋のお姫様の物語。
「好きなこと」は自分がスルーしてしまっているだけで、本当は自分の周りにキラキラと星屑のように散りばめられているものです。
ただ、どうしても分からないと思われるのなら、子どもの頃に好きだったものを思い起こして、それに触れてみるといいですよ。「今更」なんて言葉は脇に置いて。
子どもの頃に好きだったものは自分の本質のエッセンスを表しているものが多く、大人になってもそうそう変わるものではないように思います。
「好き」が変化したのではなく、大人になった自分がただ「遠ざかった」だけ。
好きなことを見つけたいなら、もう一度「好きだったこと」をやってみるとはっきりとして来る自分の気持ちがあるかもしれませんね。
この春に咲いたチューリップ第一号です。