明け渡すのではなく ただ明けよう
悲しみを溶かした雫が 冷え冷えとはしていないように
過ぎ去る景色もまた そこに多くの彩(いろ)を宿す
時の風に乗って聞こえる詩(うた)は 擦(かす)れた質感の中に呪文を綴る
ぽつりポツリと言の葉が 溶けて広がり明日(あした)を創る
生まれ繰り返す生命(いのち)の輪に 軽やかに踏み踊る爪先ひとつ
纏う色彩の輝きは ただ流れ往く祝福の音色
過ぎて過ぎ去り儚い煌火(きらび) けれども愛おし愛しいと
澄んで絶えなく 魂(たま)の調べは
それでも愛おしと 温もりを奏でる
~セレスタイト(マリアージュヒーリングチーム)より~