Healing Space Maria-juの架け橋ブログ

Healing Space Maria-juが贈るチャネリングメッセージとスピリチュアルライフの実践ブログです。

「分かって欲しいのに分かってくれない」という時、私たちは何を求めているのか

私たちは「分かってくれない」と思う時、怒りを感じます。

そして、「分かってくれない」と思う時、同時に「分かって欲しい」と思っています。

「分かって欲しいのに分かってくれない」という悲しみと葛藤が、怒りとなって表現されるのです。

 

私たちはつながりの中で生きていて、自分だけで完結できることはとても少ないです。

マリアージュでも、他者を使って自分を満たすことに対して注意を促しますが、実際は他の誰かが関わるからこそ満たされるものがあるというのもまた、事実です。

なので、「良い・悪い」は少しの間脇に置いておきましょう。

それよりも、「分かって欲しいのに分かってくれない」という時、私たちは何を求めているのか考えてみましょう。

 

まず、「承認」は安心材料になるんですね。自分の正当性を確認する根拠になります。

それから、「受け入れられた」という喜びも感じることができますね。

承認が齎す安心と喜びは、自分という存在を「いい」と肯定するためにとても重要な要素です。

私たちは、何より「自分の全存在に対する肯定」が欲しいのです。

なぜなら、その感覚こそが私たちの本質だからです。

 

私たちが持て余す感情や思考のほとんどは、自分という存在に向けた否定感が基になっています。

この感覚が私たちの深い部分に巣食っていて、それが様々な痛みを生み出しています。

よく「自分はダメだ」「無力だ」などと表現しますが、今私がお話しているのは言葉で表現できる以上のものだと思ってください。エネルギーの話です。

言葉、感情、思考、行動。全ての基になっているもののことを言っています。

 

私たちは手を変え品を変え、この否定のエネルギーが生み出すものと自分の本質とのバランスを取ろうと頑張っているのです。

ただ、否定のエネルギーが根強くあって、自分では対処できないと思い込んでしまっているのです。

だから、他者を頼る。頼るというか、使う。

これは苦しいが故の動きであり、厄介な「自分の押し売り」でもあり。

 

往々にして、他者は自分が思うようには動いてくれないものです。

他者の反応はお御籤みたいなものだと思えば、少しは気が楽かもしれません。

他の誰かを当てにし続けている限りは、いつまでも否定のエネルギーに晒されることになります。

なぜなら、自分が良い気分になれるかどうかは常に相手次第なのですから。

「他者ではなく、まずは自分在りき」と考える理由は、良いか悪いかではなく、これです。

 

少しづつでもいいので、「自分で」バランスを取ることを始めましょう。

「自分が」承認できる材料を探してみてください。思いたいように思ってみることが役に立つ時もあります。

私たちは自分を肯定する感覚を得るために感情や他者を使うのですから、今ここで少しでも多く自分に対して「いい」と思えることが大切なのです。

自分の本質に沿った心地良い感覚を広げるのです。

エネルギーにはエネルギーで対処するより仕方がありません。

 

「自分らしさは存在の全肯定に立つことで見えてくる」と以前にお話ししましたが、私たちは深い所でそれを知っていて、自分が自分であり続けるための弛まぬ努力を至る所で続けているのです。

自分と他者との関わりは何であれ、それぞれが自分自身であるための「お互い様」な支え合いだとも言えるのではないでしょうか。

もちろん、そうは言いたくない時もたくさんありますけれどw ね?