前を横を、通り過ぎる人の波に孤独を見ては
そこにここに、置き去りにされる疎外感を感じては
他者や世界を罵りながら、己の惨めさを憐憫する
怒りと悲しみを恨みに変えて、怨嗟の礫を投げつけては
それでも抱きしめ続けてくれる温かな腕を求める
あなたは唯、どんなあなたであっても「是」と言ってくれる存在が欲しいのだ
どれ程己を嫌っても、その様も含めて「是」と言われたいのだ
代わりが欲しい 代わりが欲しい
そう、あなたの代わりに愛して欲しい あなたの代わりに受け入れて欲しい
「否」
これは決して手に入らない 叶わない
あなたの心を、人生を、明け渡す世は終わりを告げた
あなたは惨めなままで立ち上がる
闇を切り裂く一筋の光が、どんな姿を照らし出したとしても
眼前に広がるのは、燦然と輝く「始まり」の太陽なのだから
分かっているか?
あなたの瞳一杯に映り込むその光こそ
あなたなのだと
~ブッケンハウトジャスパー(マリアージュヒーリングチーム)より~