先日、ブランデー梅酒を仕込みました。
私は完熟梅で仕込むのですが、今年は梅が熟すのが早かったですね。
購入時にはすでに完熟梅で、急いで作業に取り掛からなければいけませんでした。
私は毎年梅酒を仕込みます。それから、季節の果物を使ってジャムを作ります。
そうそう、お漬物も漬けますね。
どれもが季節や喜びをその中に閉じ込めているように感じます。
季節の記憶。出来上がったものを味わう喜び。それを家族や友人などと分かち合う喜び。
また次の季節に想いを馳せる楽しみもありますね。
それに、一年という、ともすると流れるだけの時間の中にちょっとしたリズムを作ることができて、私の心の安定に一役買ってくれています。
心の安定に必要なものは、個人個人で違ってくるでしょう。
私は自然の側にいることが大きな安定になりますから、やっぱり自然と関わることを求めるのだと思います。
自然に触れる、地球と共に生きるということは、何も草木が生い茂った場所に身を置くことだけではないと思います。
果物や野菜は地球の息吹、自然そのものです。「食」を通して私たちは毎日自然に触れ、地球と呼応して生きているのです。
さて、今回の梅酒、上手く仕上がるでしょうか。
完成までにまだ少し時間が必要ですが、待っている間もどこか、閉じ込めたものたちと繋がっているような気がします。