「自分」という存在は、私たちの想像を遥かに超えて多面的で多次元的です。
裏・表といった二面では、到底語ることはできません。
私たちが生きている「現実」は全て、私たち自身のエネルギーを反映して創られています。
私たちは無数のエネルギーの欠片が溶けあい、混ざり合った存在です。
引き出しからお目当ての物を抜き出すように、様々なエネルギーの欠片を内側から引き出して「自分」を創っています。
「自分は〇〇だ」「あの人は××だ」と決めつけてしまうことがありますが、それはその時前景に現れていた要素に言及しているだけなのです。
私たちは思い込みで自分を縛ることに慣れてしまっています。
そのくせ、心のどこかで「今の自分ではない自分」を望み、憧れます。
ファッションや習い事や趣味、食や恋愛など、あの手この手を使って「自分を変えてくれる魔法」を求めます。
しかし、それで変わったとして。。。
思い出してください。本来、自分の中にないものを体験することはできないのです。
何かを介して何かが変わったということは、変わる前も後も、間違いなくそれらは自分の中にあったということです。
私たちは「外側」に変わるための魔法を求めなくても、自分の意識で変わることができます。
意識で望むエネルギーに焦点を合わせ、行動で「Go」を出す。
「魔法」は本当はとてもシンプルです。
私たちはもう、「今見ていることだけが全てではない」という真実を知っています。
それは現実の出来事や他者についてだけでなく、自分にも当てはまることです。
まずは自分のエネルギーの欠片が自由に動いて煌めくことができるように、「決めつけ」という意識の鎖を緩めたいですね。
エネルギーが自由に煌めけば煌めく程、私たちの「気づき」と「選択」の幅が広がるのですから。
「自分には色んな面があるみたいだし、とりあえず、決めつけるのはやめよう」。
これで十分です。
窮屈な服を脱ぎ捨てた様に、内側が軽やかになっていくことに気づくと思いますよ。