先日、久しぶりに私の両親に会いました。
久しぶりと言っても数か月ぶりぐらいなのですが、二人に前に会った時にはなかった身体面、認知面の衰えを見つけてしまい、焦燥感のような、不安感のような、何とも言い難い気持ちが湧き上がりました。
両親の老い、衰えを目の当たりにして、「私は二人にほとんど何もしてあげられていないんじゃないか?」という思いが過ったんですよ。
「今できることをしとかないと、二人がもう動けなくなってからでは遅い」「後悔しないようにしないと」とか考えてモヤモヤしたんですが、でも、「何」というものが直ぐに出て来る訳でもなくて。
漠然とした不安と焦り。具体的に何かある訳でもない。でも、だからこそ心許ない。
色々考えたんですけれど、とりあえず「後悔しないように」というのは無理だな、と思いました。
今だって、私も両親も別々の場所で違う日常を送っているのですから、できることがあればできないことがあるのも当たり前ですね。
別に親から逃げている訳でもなければ、無関心な訳でもないしね。
親が動けなくなったり、いなくなった時にどう思うかは、結局その時にならないと分からないし、焦ったところで一日、一日だな、と思いました。
その時になったら、きっと何かを後悔するだろうし、何かを「良かった」と思うだろうし。できた何かがあれば、できなかった何かもあるでしょう。
そんなもんかな、と思うと、波立っていた気持ちが少し落ち着きました。
自分の衰えも結構威力ありますけれど、親の衰えって更に強烈ですね。
何でなんでしょうね?
いつまでも同じではないって分かってるんだけどなー。