Healing Space Maria-juの架け橋ブログ

Healing Space Maria-juが贈るチャネリングメッセージとスピリチュアルライフの実践ブログです。

言葉にして伝えること

言葉とは、エネルギーそのものです。

声に出す言葉は、形としては残らなくても自分や誰かの心に残ります。

口伝いに自分が全く知らない遠い所まで届くことがあります。

私は職業的に語る言葉には細心の注意を払っていますが、本当はどんな立場、場面であっても意識的である方がいいと思っています。

言葉は自分が思う以上に私たち自身に影響し、体験を形作っています。

 

自分の気持ちや考えを言葉にするのは、とても難しいものです。

でも、だからと言って伝えることを疎かにすると「分かってもらえない」という不満を抱え続けることになります。

人と人が分かり合うためには、どうしても言葉に橋渡しをしてもらう必要があるのです。

「分かってもらえない」と苦しむ時、少し落ち着いて「自分はちゃんと伝えただろうか?」と心に問うてみることも大切です。

 

私たちがよくやってしまう矛盾の一つに「何で分かってくれないの?!」と怒りながら、肝心なことを何も伝えていないというものがあります。

「どうせ言っても分からない」「傷つけたくない」「言わなくても分かって欲しい」など、色んな言い分があるでしょう。

でも、少し厳しいかもしれませんが、聞いてください。

この時の私たちの根底にあるのは「自分が傷つきたくない」という保身と恐怖心です。

「傷つきたくないから」と伝えることを疎かにして、「分かってくれない」と相手を責める。

この想いを向けられた相手はどうしたらいいのでしょうね?

 

「傷つきたくない」という恐れはとても最もなものだと思います。

これはこれでいいのです。

見つめるべきは「なぜ本心を伝えると自分が傷つくと思うのか?」ということです。

実際の体験が基になっている方もいらっしゃるでしょうし、それこそ誰かに言われた言葉が引っ掛かっている場合もあるでしょう。

あるいは、意識せずとも言葉の持つ力に慎重になっているのかもしれません。

 

いずれにしても、自分なりの理由があるのです。

そして、理由が分かると対処への道筋が見え始めるものです。

また、伝えることに対する恐怖心の正体が分かると、不思議なことに誰かの言葉に傷つく体験が少なくなります。

声に乗って届いた言葉や伝えることの意味合いが自分の中で変化するので、距離を置いて受け取ることができるようになります。

 

言葉にして伝えることは、練習が必要です。ただ「話す」という訳ではありませんものね。

私のこの、文章ばかりの読みにくいブログも、実は私にとっての「言葉で伝える練習」の一環です。見えないものと私たちの間をつなぐために、やはり言葉は重要な役割がありますからね。

分かった気になる、伝えた気になる、伝わった気になる。こういうことができるだけ少なくなるように日々練習です。

常々、本当に言葉で伝えるって難しいなと思いながら書いています。

でも、伝える言葉は、他者だけではなく自分にも向いているのです。

自分が自分を理解するために言葉で伝えてみる。

大切なことです。