森を進むと、そこは木々の雫で輝く光のお庭。
金色の葉に頬を寄せ、甘やかな笑みを浮かべた乙女が眠っているよ。
幸せそうなその顔を覗き込んで、木々はひそひそお話しするの。
乙女の眠りを守ろうか。それとも、目覚めを告げて、行くべき場所へ送り出そうか・・・。
そこは心の中の、とある扉の先に在る場所。
傷ついた心が、痛みから逃れたくて迷い込む場所。
この地球(ほし)の太古の叡智に守られて、ただひたすらに安らぎに満ちた場所。
でも、違うの。そこは本来、乙女が居るべき場所ではないの。
現し世と少し次元が異なるところ。
傷ついた心が、痛みを忘れるために眠る場所。
乙女に目覚めを告げることができるのは、木々ではないの。
もう分かるでしょう?
私たちの緑の光を頼りに、迎えに行って。
乙女を起こしてしまったら、あなたの心はまた痛みだすかもしれない。
けれども、その痛みもあなたの一部。
乙女が眠り続ける限り、あなたの心は穴が開いたまんまだよ・・・。
~ガイアストーン(マリアージュヒーリングチーム)より~