萌える木々の葉が雨の雫を纏って虹色に輝くように、あなたもまた雫を纏って輝き出します。
怒りの嵐に巻き込まれ、自己嫌悪の霧に包まれて、何時止むとも知れない涙の雨に打たれても、あなたは必ず光の中へ歩み出でるのです。
心に影が落ちる程、光をよりはっきりと見ることができます。
例え一条でもあなたの目に光が映ったなら、雨はもう終わりです。
目に映る光の元へ駆け抜けましょう。
疑いや否定はあなたの前進を阻む壁ではありません。
あなたが疑いや否定を使って「前に進まなくていいための」壁を作るのです。
降りしきる雨を抜けたなら、あなたを打った無数の雫を覗き込んでみてください。
そこには雫の数だけあなたがいます。そして、気が付くでしょう。
全てのあなたが虹色の光を纏って輝いていることに。
どうぞ、微笑んで。
あなたを打った雫の数だけ、あなたは輝きを纏うのですから。
~白の光の存在より~